■ 冷蔵庫やテレビなどの電化製品の裏側の壁には、静電気による黒いススがつくことがあります。
そうならないために電化製品を壁から少し離して置くか、壁との間に板を置くとよいでしょう。
■ 壁のクロスは、こまめに乾拭きしてください。汚れがある場合は、決して強くこすらず、歯ブラシでやさしく
ブラッシングして汚れを浮かせて、かたく絞った雑巾で拭けばよいでしょう。
■ カビはエチルアルコールを使えばほとんど死滅します。ただし、アルコールは揮発性であるため持続性は
ありません。壁や天井などのカビは、カビ取り剤や塩素系漂白剤を水で薄めて拭き取ると効果があります。
■ 居室の天井・壁のカビはこまめな換気を心がけていれば、それほど発生することはありません。家具等を
壁に隙間なく設置するとカビが発生しやすくなるので、ある程度離したほうがよいでしょう。
■ 冬季に室内と室外の温度差によって、窓ガラスや玄関扉の内側に付着する水滴が結露です。これは室内の
暖まった空気が外との境目にある冷たくなった窓ガラスや壁に触れ冷やされた結果、水滴になるものです。
■ 結露をそのままにしておくとそこにホコリやゴミ等が付着し、カビの発生原因となります。
■ 防止方法としては、水滴はよく拭き取り、通風を心がけましょう。新築の建物や機密性の高い部屋は、壁と
家具の間や押し入れやクローゼットの内側に湿気が溜まりやすいので隙間を作りましょう。暖房を使用する
ときは窓ガラスや壁の内側に、湿気が溜まりやすいので時々窓を開けて換気してください。浴室やキッチンを
使用する際には、換気扇を回したり、晴天のときは窓や押し入れを解放しよく換気します。また、室内で
洗濯物を干したりすることはなるべく避けましょう。
■ シンクのステンレスの汚れを放っておくとさび付くことがあります。こまめにスポンジや柔らかい布を使い
中性洗剤で汚れを落としてください。なお、排水管が詰まる原因となりますのでゴミや油は絶対流さないよう
にしましょう。
■ キッチンで油で汚れたら、ティッシュペーパー等ですぐに拭き取ればきれいになります。このとき、ガス台
だけでなく周りの壁や床にも飛び散っているので忘れずに拭き取りましょう。
■ 洗面所の汚れは、中性洗剤を使いスポンジで拭き取りと良いでしょう。シンナー等の溶剤は使用しないように
しましょう。
■ 浴室・浴槽は、中性洗剤や浴室用洗剤を使いスポンジ等で定期的に洗浄しましょう。固いタワシや硫酸タイル
クリーナー、ベンジン、シンナーなどを使用しないでください。浴室は湿気が多く、結露やカビがよく発生する
ところです。これを防止するには、入浴後は十分換気しましょう。
■ ユニットバスはFRP(強化プラスティック)でできており、床に重い物を落としたりすると、傷がついたり
ひび割れをおこすことがあるので注意が必要です。また、排水管の詰まる原因となるので髪の毛などは流さない
ようにしましょう。
■ 釜の内部に垢や汚れが付着していると不衛生なだけでなく、熱伝導が悪くなり不経済となります。風呂釜洗浄剤
を使用して、内部をよく清掃するようにしてください。
■ アルカリ性及び硫酸洗剤は、排水パイプや浄化槽を傷めるので絶対に使用しないでください。必ず中性洗剤や
トイレ用洗剤を使用し、柔らかいスポンジ等で洗い流しましょう。
■ 給水音が大きい場合は、止水栓で水の出を調整すると音が小さくなります。
■ 洗濯機の給水ホース、排水ホースがきちんと差し込まれているかを時々チェックしてください。特に排水ホース
が外れて水漏れ事故が発生するケースが多いので注意してください。
■ 停電や故障などで断水したときは、水道の栓を必ず閉めること。開けっ放ししておくと水が出て部屋が水びたし
になったり、階下へ水が漏れたりするので注意してください。
■ 冬の寒い日は就寝前に水栓を少し開けて少し水を出しておくことで、水道管の凍結を防ぐことができます。
■ 階下への音を和らげるためにイスやテーブルの脚にゴムキャップを付けたり、フローリング床にカーペットを
敷いたりします。テレビなどの音の出るものは壁から少し離して設置。
■ エアコンのフィルターは埃がたまりやすく目詰まりを起こします。2週間に1度はフィルター面に付着した埃を
掃除機で吸い取り掃除しましょう。